エルゴラピードのリチウム ベッド・プロ・パワーが 布団掃除機に参入で価格は?
エルゴラピード」シリーズのスティック掃除機の新モデル、
2016年9月9日に発売した。
エルゴラピード・リチウム ベッド・プロ・パワーのサイズは、
幅263×高さ1070×奥行き150mm、重量は2.6kg。
エルゴラピードは、コードレスタイプのスティック掃除機の先駆者的存在だ。
2004年に初代機種を発売後、各メーカーから次々とスティック掃除機が登場。
スティック掃除機は、掃除機市場の総売上げの4分の1を占める迄に成長している。
エルゴラピードの新製品「ベッド・プロ・パワー」が従来品と大きく違うところは、
スティック掃除機・ハンディタイプという従来からの機能に加え、ハンディとして使うときに付属のアタッチメントを付け替えると、布団掃除機としても使えるようになったことだ。
そもそもスウェーデンでは布団を掃除するという習慣がないため、この機能の
開発は日本主導で行ったのだそうだ。
布団専用掃除機といえば、レイコップやダイソンがまず頭に浮かびます。
どちらも売れ行きは順調。
今まで寡占状態だったこの布団掃除機の市場にエレクトロラックス・ジャパンは
ベッド・プロ・パワーの発売で参入したことになります。
今回、新たにアタッチメントとして付属された「ベッド・プロ・パワー UVノズル」は、UV LEDライトで布団やベッドのダニやハウスダストを取り除くというもの。
ダニやハウスダストなどを除去したい場合は、UVノズルに付いたUV LEDライトのボタンを押す仕組みだ。
UVライトは直視すると目に悪影響を与えるといわれているが、このUVノズルは、床上5.5cm以上離れると起動しない、セーフティー機能が搭載されているので、間違って子どもがノズルを持ち上げてのぞき込んでも安心だ。
吸引性能は、マットレスの上にアレルゲンを撒き、その上にシーツをかぶせてノズルで吸引するテストの結果、アレルゲンの除去率が98.1%になったそうだ。
他社と比較すると、それぞれ自社テストでは、ダイソンは97%、レイコップは97.2%のため、「除去率は同等以上の結果となった」と担当者は話す。
スタート時はシーツを押さえないとなかなかうまく滑らせることができないが、一度進むとノズルの裏に小さなタイヤが付いているので、シーツを吸い込むことなくスムーズに動かせるようだ。
また、裏側にはブラシロールが付いているので、髪の毛や糸くずなども一緒に取ることができる。
さらにブラシロール部分は簡単に取り外せて水洗いができるので、清潔に保つことができるというのもうれしい。
布団用クリーナーに関しては後発ということもあり、「メンテナンスなどはラクにできるように作ることができた」と開発担当者は話す。
気がついたときに布団を掃除する人もいるだろうし、家全体を掃除した後に布団の掃除をするという人も多いだろう。
その場合、ゴミのたまり具合が気になるが、ベッド・プロ・パワーはダストカップの容量が500mlもあり、通常のスティック掃除機の中では大きいほうなので、こまめにゴミを捨てる手間は少ない。
ちょっとユニークなのは、ダストカップの機能だ。
フィルターの中心にバネがあり、ゴミを捨てる前にそのバネをひっぱって
反動させることでフィルターにくっついているホコリなどを除去してから、フィルターを外してゴミを捨てるのだ。(クイックフィルタークリーニングと呼ぶ)
どれだけホコリが舞うことなく集めて捨てられるのかは分からないが、手間がひとつ省けるのはたしか。
また、ダストカップやフィルターはすべて水洗いできるのもうれしいポイント。
運転時間は、通常モードで約45分、最大モードで約15分。布団掃除時間は約15分。
充電時間は約4時間。重量は2.6kgと、スティック掃除機の中では重いのはちょっと気になるところだ。
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