隠し通せない気になる白髪に何か対策していますか?
髪が黒く見える正体は、実はメラニンという褐色の色素です。
髪は生えてくるときに、毛根でメラニン色素によって黒く色付けされるそうです。
日本人の髪には通常この色素がまんべんなく点在し、その結果、髪が黒く見えるのです。
このメラニン色素をつくる仕事をしているのが、メラノサイトという細胞。
メラノサイトが順調に働いてれば、問題なく黒い髪が生えてくるというしくみです。
ところがこのメラノサイトが減少すると、髪色はどんどん薄くなってくると言われています。
メラノサイトがゼロになれば、その毛根からは白髪しか生えてこないことに・・・
髪の根本は黒いのに途中から白髪、みたいなバイカラー毛を見つけたことはありませんか?
それはメラノサイトが急に休止したり、復帰したりと、活動にムラが生じてしまっている状態なのです。
ぽつんぽつんと出てきている程度の白髪の出始めの頃は、数本くらいだから抜いてしまえばそれで済んでいたのですが、集中して出てきた白髪、これは本当にショッキングな発見。
抜いたり切ったりするような方法ではハゲてしまうと不安になり、白髪染めを始める人もいます。
白髪染めは髪を痛めるのでしたくないという方もいます。
また白髪染めは、多くの美容室で数千円はかかり、安くはありません。
しかも染め始めたら根元が伸びてくる度に美容室に通い続ける必要があります。
白髪染めしているのに、根元が白くては逆に目立ってしまいます。
なぜって、
それはもう、白髪染めしてから10日もすれば根元から白い髪が出てくる。
これがだらしなく見えて嫌ですね。
白髪は、気にすれば気にするほど気になり、しかも増え続けていくというやっかいな悩み。
だから美容室ではもったいないので自分で白髪染め。
白髪の原因は次のとおりです。
白髪の発生の原因は、髪の色の素であるメラニン色素を作るメラノサイトやそれに関連した細胞、タンパク質等の機能の低下であると考えられています。
細胞内の機能低下しないよう、細胞の新陳代謝を良く保つことが重要になります。
新陳代謝を良く保つためには、規則正しい生活や、タンパク質やビタミンなどのバランスの良い食事を摂ること、また身体の隅々まで栄養素が届くように水分補給を欠かさず、入浴後に頭皮マッサージをするなどして血行を良くすることが大切です。
ダイエットや偏った食事で栄養バランスが悪くなると新陳代謝も悪くなります。
また、ストレスをためないために生活を工夫したり、適度な運動をしたりしてストレス解消したりすることも大切です。自律神経と副交感神経の切り替えができるようリラックスタイムを確保し、質の良い睡眠を確保し、心身を休めて生存に関係のない末端の髪の毛にも栄養が届くようにしましょう。
と本には書かれていましたが、これでは白髪対策は漠然としてよくわかりません。
そこで、もっと突っ込んだ情報を探しているとこんな記事に出会いました。
実は、誰でも毛根で髪の毛が作られた瞬間は白髪なのです!!
これはちょっと驚きの見出しでした。
髪の毛が作られると瞬時にメラノサイトが黒い色素を埋めていくため、髪が黒くなるのです。
つまり、髪の毛そのものを作る工場(毛母細胞)と、その髪の毛に色を付ける工場(色素細胞)は別物であって、色素細胞だけが弱り、色素を作れなくなると白髪となって生えてくるというわけです。
黒髪の正体、メラニン色素の原料は髪の毛を構成している18種類のアミノ酸の中の一つであるチロシンです。
そしてメラノサイト(色素細胞)はこのチロシンをチロシナーゼという酸化酵素によって褐色のメラニン色素に変えていきます。
このチロシナーゼは銅を含んでいます。 銅がなければ、このチロシナーゼは正常に働いてくれません。
つまり、チロシンと銅は黒髪を作る上で絶対に不可欠なのです。
最近では、白髪の原因はミネラル分、とくにこの銅が不足することが一因として考えられています。
白髪の予防にはミネラル(銅)の摂取がとても大事になってきます。
私たちの体はミネラルを体内で造り出すことが出来ないので、毎日の食事からバランスよく補うしかありません。
しかし、最近の日本人の食生活では必要な量のミネラルを毎日の食事だけでは十分に摂れなくなっているのが現実です。
この飽食の時代にミネラル不足とはいったい何故って思われるでしょう・・
それは食生活の変化に起因しています。
現代人の食生活は「高脂肪高カロリーの食事・インスタント食品や加工食品の利用」などが増えてきて、
これらの食事からではバランスよく栄養が摂れないばかりか添加物が多く含まれているため、体内のミネラルバランスを乱してしまうのです。
野菜を作っている土壌そのものが、農薬・除草剤などが大量に使われてきたために、土壌のミネラルバランスが大きく崩れてしまっています。
さらに、酸性雨による土壌中のミネラル分の溶出が止まりません。
そのため、そのような土壌で栽培された食物自体に含まれているミネラルの量も昔に比べて大きく減少しています。また、それらを原料にしている加工食品も同様です。
では、いったい何を食べたらいいのでしょうか!?
まだ、価格面で割高ですが、毎日の主食を玄米にし、有機無農薬で作られた旬の作物を中心に、魚介類・海藻類・肉類などを適宜食べると良いと言われていますが、そんなことはとてもむつかしいと思われます。
私のようにそんな食生活は「とても毎日は無理!」という人には、サプリメントで補給するのもひとつの手です。
ただし、サプリメントは目的に応じたもので、自分の体質に合ったものを選定しないと効果は出にくいようです。
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