良くない歯磨きをしていると口臭がする
毎日食事の後にちゃんと歯磨きしているから、自分は口の中はきれいだし、口臭は大丈夫と思っていたら、それはとんでもなく大きな間違いです。
磨いた後しばらくすると「口の中がネバつく」・・・
そんな悩みを抱える人がけっこう多いようです。
また、ネバつきだけでなく口臭を感じる人もいます。
口臭の原因は主に歯周病からきているようです。
歯磨きにおいて必要なのは頻度や回数ではなく、いつ磨くのかと方法です。
いつも食事の後すぐに歯磨きしていませんか?
歯に食べ物かすを摂るための歯ブラシでの歯磨きが歯や歯茎にとてもよくないのです。
食べてからすぐの歯磨きは、もう小さいころからの習慣になっている方も多い。
そうです、日本の教育でそう教えてきたからです。
糖質を含む飲食をした後は、リンやカルシウムが唾液に溶けだします。
つまり歯が柔らかくなっています。
その時に歯ブラシの毛先が当たると歯が削れて行きます。
研磨剤入りの歯磨き剤を使うとますます歯は削られてしまいます。
特に歯の根っこが削られやすく、これを繰り返していると知覚過敏になります。
さらに歯の根元がくさび上にえぐられてしまい病名 楔状欠損となります。
毎日の歯磨きは歯垢(ブラーク)を除去する正しいケアが大切なのです。
歯垢(ブラーク)ができるのは夜寝ているときです。
ブラークができるのは飲食後24時間。
唾液がブラークをコントロールしてくれるのは食後に最も高い。
これらを考えると、
歯磨きが最も効果のあるのは朝起きてすぐと、夜寝る前です。
歯磨き剤は研磨剤の入っていないものをお使いください。
飲食後は食べかすとりの歯磨きではなく、デンタルフロスや歯間ブラシで
食べかすを取り除いて、唾液が最大限能力を発揮できるよう唾液の通り道を作って
あげることです。
歯を大切に。と書いている私は、楔状欠損で歯茎も傷んでいつまで自分の歯で噛むことができるのか不安です。
だから同じ失敗をしてほしくないのです。